英語を教わるなら

中学の先生は必ず専門教科を持っています。
だから英語は英語の先生に、という発想になりがちですが、たまには専科外の先生に聞いてみては?

家庭教師は一流大学の卒業生や現役大学生に、と謳っている会社もありますが、一流大学を出た人は教えるプロではありません。 

大学に入る方法は経験者としてアドレスできますが、経験として知っていることと教えることは違うからです。 

同じくALTや英会話講師も、外国人なら良いわけではありません。

むしろ母国語として英語を身につけた人が、外国語として英語を学ぶ人に英語を教えるのは難しいのです。

学ぶなら、苦労してその教科を身につけた人に聞くのが良い。それが、専門外の教科の先生に聞くと良い、ということです。

先日、支援級合同の英語の授業がありました。
授業者の先生は、数学の先生です。

支援級では、専門外の先生が他教科を教える機会が多く、正直英語に関しては「おや?」と思うこともあります。でも、専門外の先生の英語の授業は、すごく参考になります。

専門外だから自信には欠けるけど、その分学習者と近い立場で、学習に寄り添えるのです。

私も数学、子どもたちと一緒に頑張っていますよ^ ^
支援級の授業は、普通級とは違い、個人の理解能力に応じて行われます。
数学ならChromebookで、算数から始められたり。
教え合いも取り入れ、共通のゴールに皆で助け合いながら向かっていくのを支援します。
英語では、目標文を2つに絞り、ゲームで使う練習をしてから、Chromeのスプレッドシートで、ゲームで使用した単語の英和辞典を共同作成しました。
辞典というより、ワードリストでしたが。
Chrome活用術も、数学の先生ならでは。さすがだなぁと思いましたが、素晴らしかったのは導入部の活動説明。
「英語は使わないけど、絶対できた方がいい。先生は英語はできないけど好きだから、できるようになりたい。」
まさに学習者と同じ目線。素敵な授業でした。

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