挑戦すること
学生時代の話をします。
大学生の時に、大学の近くの塾で教えていました。
教育学部で小学校教員課程をとっている人は、複数の教科を教えていましたが、私は英語だけ。
私は外国語学部でしたが、教育学部の教職課程も履修することができたので、中、高の英語をとっていたのです。
塾で私は、中学、高校生の英語を担当していました。
生徒たちと年齢が近い故の体験もたくさんしました。
1番印象的だったのは、
皆、英語が苦手だということ。
当時の英語は中学スタート。
教科書は受験のための英語で、
会話力向上は意図されていません。
日本では英語を使う必要がないので、
仕方ありません。
また、他教科と異なり、小学校からの土台もなく、いきなり外国語を始めるので、嫌いになるのも無理もありません。
しかし私は中学2年で英語が好きになり、高校で英語科に進み、そこでたくさん会話の練習をすることで、英語をマスターすることができました。
しかし英語が好きだった私には、英語が苦手な子に英語を好きになってもらうパンチラインが見つかりませんでした。
そこで、英語をマスターすると世界に行けることを証明するために、旅に出ようと思いました。
学生時代は奨学金で留学しました。卒業してからは旅行会社に入り、旅程管理の資格をとりました。
しかしSARSで海外の仕事がなく、国内の仕事をしていた時に、地球一周の船旅に出ることにしました。
念願の海外を満喫し、帰国を目前に、未来が見えました。
これを仕事にしようと思ったのです。
船内で旅行会社の方にお話したところ、帰国日に本社の方に面接をして頂けることになり、本社での研修が終わり次第、次のクルーズのシンガポールから乗船することになりました。
資格があったことと、行動力が、
人生を大きく変えました。
家庭環境も金銭的にも全く恵まれていなかった私が今あるのは、負けなかったから。
諦めなかったから。
根拠のない自信があったからです。
できるかどうかなんて考えない。ピンときたらまず行動。若いうちは失敗して成長する。
失敗を恐れずに、挑戦を続けて下さい。
学生時代に探していたパンチラインを見つけて、先生に戻った私は、身体を壊して教壇を降りましたが、これからもこのメッセージを発信していきたいと思います。
英語は会話のツール。
つまり実技教科ですので、いずれ5教科から外れます。
評価のための正確さよりも会話力、実践力が必要だからです。
そうなったらまた学校でも、
英語の楽しさを伝えられるかもしれない。
今は身体を休めて、心身ともに充電します。
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