海外経験は今のうちに

暑くなった日中、
太陽にやられて激しい頭痛に襲われた私。
薬を飲んで更衣室で休んでいると、
実習生がやってきた。

「大丈夫ですか?」
「とりあえず薬飲んだからちょっと休んどく。
で、実習どう?」

今回は実習生と全く接点がないのですが、
実は彼女とは実習初日にも、ここで会っています。
その時も頭痛、だったかな?

「もうなんか、忙しいですね」
「そうだよ、中学いちばん忙しいよ」
で、大学の話とか、卒業後の話に。

「私、企業に就職決まってるんですよね」
お、ぶっちゃけてくるなぁ。
指導担当には絶対言うなよ。

「いいじゃん、行っといで。いきなり教員になることないよ。今なると教員の世界しか知らない教員になっちゃうもん。そんな教員が進路指導とかできないよね」
これも職員室ではタブー発言。

「私、その前にワーホリ行きたいんですよね」
おー、いーじゃん行っといで。

英語科の教員も大学時代に留学とかしてて、
何かしら海外経験ある人多いんだよね。
海外経験あれば、英語の有用性を語れるじゃん。

教員になったら、てか社会人になったらそんな
海外なんていけないじゃん。
だから今のうちさ。

「先生はどこか海外行かれたんですか?」
「私、海外で仕事してた。」
で、ツアコンの話に。 

国家資格と民間資格、仕事の種類。 
仕事が選べるかどうか。

「初めは選べないよ。大手の旅行会社がたくさん出している格安ツアーに何回も行くんよ。そのうち旅行会社とパイプができたり、お客さんのリクエストとかついてきたら、希望言えたりもする。まずは経験積むことからだな」

でもSARSが来たりして海外の仕事がなくなったから、私は船で世界一周して、一気に渡航歴を増やそうと考えた。

で、旅の終わりに「このままじゃ終われない」と思って、私は有資格者で、ここで働きたいと旅行会社に言ったら、横浜で本社の人が合流した際に面接してもらい、本社で2週間、客船添乗の研修して、
次のクルーズのシンガポールから添乗員として合流した。

だから私は講師しかできないけど、海外経験豊富な英語の教員として現場に立つことにしたんだ。

「めっちゃ参考になりました。ありがとうございました!」
笑顔で去る若者を見送りながら、彼女の夢のお手伝いができたかもしれない予感を感じました。

若いっていいなぁ^ ^

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