クラスメイトのチカラ

今朝8時のチャイムと時を同じくして、適応教室登校のM君が登校した。

昇降口で張っていた主任と私はM君を教室へ促したけど、M君はチャイムが鳴る前に登校したかったらしく、足が動かない。

今教室に入る気まずさ、もっと早く来たかったという後悔、様々な思いがM君の歩みを阻んでいた。
そこへM君の担任、K先生が来てくれた。保体のK先生は覇気を持たせる声掛けを続けたけど、やっぱりM君は動けず、座り込んでしまった。

主任はM君の荷物を教室に運んで人質にするついでに、クラスメイトを1人連れて戻ってきた。するとM君はすっと立ち上がり、担任とクラスメイトと共に、教室へと向かって行った。

主任、担任、級外の私と、通りすがりの養護の先生をしても全くダメだったのが、嘘のよう。

やっぱりクラスメイトの力は偉大なり。

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