もうひとつの「上を向いて歩こう」

昨日、ALTと歌の翻訳の話をしていて出た「上を向いて歩こう」の話。自宅でさらに深掘りしていたら、もう一つの「上を向いて歩こう」に出会った。

「空を見よう」。英訳は、あのオノヨーコさん。

「上を向いて歩こう」の作曲者の関係者が、より日本語に忠実な英訳を、日本人の英語バイリンガルに依頼して生まれた作品。たしかに近い。歌ってみたけど、悪くもない。でも私はSUKIYAKIバージョンで慣れてしまい過ぎて、SUKIYAKIの方がしっくりきます。

「上を向いて歩こう」に様々な翻訳が生まれたのは、主語を曖昧にする日本語だから。別れた恋人を歌ったとしても、自分の傷心を癒す歌としてもいい。主語を補うといろんな翻訳が生まれ、たくさんの言語のたくさんの「上を向いて歩こう」が誕生した。

日本語の良さを新たに再発見しました。

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