中学生になった君へ

中学校へ入学して、
君は大人への階段を登り始める。

出来ることが増えていくのが楽しくて、
一気に駆け上りたくなることだろう。

でも。大人の世界は楽しいことばかりじゃない。
毎日私たちを見ている君は、
もう気づいていることだろう。

だから、急がなくていい。
むしろ急がない方がいい。

周りがいそがせるかもしれないけど、
焦るかもしれないけど、
急いで大人にならなくていい。
時間はまだ、たっぷりある。

わけもわからずイライラすることもあるだろう。
叫びたくもなるだろう。
どうしようもなく辛くて苦しくて、
逃げ出したくもなるだろう。

でも、それで良いんだよ。
そうやって皆、強くなる。

そうして十分もがいた先に、
次の階段が現れるから。

それでも、どうしても辛かったら、
振り返ってみてごらん。

私たちはいつだって、
ちゃんとそばで君を見ているから。


ここ数年、中学生を見させて頂く機会が多く、いかに中学生がエネルギッシュかを目の当たりにしてきました。

小学生の成長も目まぐるしいけれど、まだ力では大人に敵いませんが、中学生ともなると別。
身体は大人と互角になりますが、
心が追いつかずに揺らいでいます。

そんな揺らぎに対峙する大人には、
それなりの覚悟が必要です。

女性は特に、力ではとても男子学生には敵いませんので、別のアプローチが必要になります。

そんなこんなで日々悩みながら、ゆっくり子どもたちに伴走していけたら良いかなと思っています。

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