折り紙クリエイター


今日は授業はお休みして、学級掲示を作ることに。
完璧主義過ぎて、失敗すると自責して泣いてしまうKさんは、実は折り紙の達人。私はKさんのアシスタントになることにして、2人で図書室にいきました。

仲良しの司書さんに、折り紙の本をリクエストしたら、目を輝かせて本を手に取るKさん。私と司書さん、ニッコリ。難易度高めの一冊を選ぶと、大作制作を宣言して、勇んで教室に戻っていきました。

彼女が去ったあと、司書さんとお話していて、「折り紙クリエイター」という仕事があることを知りました。

折り紙を作るだけではなく、折り目などを計算し、新しい折り紙レシピを編み出すお仕事だとか。
まさに彼女にピッタリです。

特別支援の子は、心は弱くても意志は強く、
スイッチ入ると神集中が可能。
彼女の場合は、それが折り紙なのだなぁ。

教室で早速、難易度高過ぎなバラを作り始めて、私はアシスタントどころか、生徒になって教えてもらっていました。そして嬉しそうに解説しながら「バラは折り目が命だから。
折り目を間違えると全てが台無しだから」と
信念を語る様子を、微笑ましく眺めていました。

結局私がつくったのは鉛筆。
学校らしくて良し^ ^

特別支援の子は進学しない場合も多く、就職の指導の一環として、作業というモノづくりを取り入れた授業をしたりします。

こちらの学校は進学するために普通級で授業を受ける子も多く、支援級の教室はよく空っぽになります。

ただし評定はテストの点が加味されるため、あまり良いものはつけられない。
でも教科担任として、できるようになったことを、盛り気味にコメント書きました。

評定なんか、つけなくていいのに。
人となりや、能力を見て、
適材適所で配置して欲しい。
そう、願っています。

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