★育てと見送り★


進路学習の導入で、先生から介護職から転職した
友人の話があった。

お世話した方をお見送りする。別れを繰り返すことに、耐えられなくなったのがその理由。

子どもたちが人生航路図のグループ作業に入ると、私は先生に声をかけた。

「先生、説話良かったです。なかなか転職の話って、先生からは聴けないです。最初に決めた仕事を必ずしも完遂しなくてもいい。無理だと思ったら変えてもいい、その決断の勇気が必要ですよね」

先生の場合は友人の実話でしたが、本勤の先生方は、転職経験のない方ばかりだし、一度決めた目標を完遂させねば的に頑張って成功した体験を、あくまで善意で子どもたちにも体験させたい人たちだから。←かなり私見デス

「うん、でもね、僕らも同じだと思うんですよ。
思い入れて育てた子どもたちとは必ず別れが来るし、一生懸命やってもダメな時もあるし。」

「そこで、頑張れないと先へいけませんよね。その強さを、成功体験からつけさせたいんですけどね。」

先に失敗してしまうと、そこから立ち上がれないから、学校にも仕事にもいけなくなる。できれば学生のうちに、失敗の免疫をつけさせたい。

育てるのも、見送るのも辛い。いつかくる別れの時の為に、強くありたいものですね。

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