★風の旅人★
あるところに旅人がいた。旅人は旅の途中、
誰がが困っていると必ず、行ってその人を助けた。
ある日旅人は、知り合ったばかりの商人に
こう尋ねられた。
薬を飲まないと大病になる難病の人と、再発すると死ぬ可能性がある病気の人がいたら、
どちらを先に助けるか。
旅人は答えた。
自分はそのどちらの病も持っている。
だから死を恐れてなどいない。
だからその2人は、どちらも助ける。
1番怖いのは、死ぬ時に何もできなくなってから、人生を後悔することである、と。
難病は薬をのまなくてもすぐに死ぬわけではないけど、症状が出ると辛い。
また定期的に受診して、薬の調整も必要。
また今は症状がなくても、
再発する可能性を抱えながら生きるのも辛い。
でもだからこそ、命の期限があるからこそ、
時間を大切にできる。
そう思うことにしている。
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