★今在ること★
2年前、職務半ばで病に倒れた時の同僚が
当時の教え子たちの卒業式が無事履行されたと
連絡をくれた。
彼は卒業式で過去の恩師からのメッセージを流す担当で、私にメッセージを依頼してくれていた。
あの年のことを、改めて思い出す。
夏に病気が発覚してからも年末ギリギリまで仕事し、後を託す方に迷惑のないよう支度して、遠隔地の病院に手術入院し、1人で年を越した。
この時期を選んだのも、年末年始を利用して、
少しでも仕事に影響のでないようにと考えたから。
家族には寂しい思いもさせたけど、命を繋ぐための隔離期間と子ども達も理解してくれたと思う。
教え子たちには私の病気は明かされないけど、
心配してくれたり、
復帰を喜んでくれる声もあった。
当時の主任とは相性が合わず、最後まで冷たい関係のままだったけど、連絡をくれた同僚はじめ英語科の皆さんは本気で心配してくれて、
すごく心強がった。
ひとは病に倒れて初めて、
健康のありがたさを知る。
そこで支えてくれる人の存在を知り、
自分が支えられていること、
たくさんの繋がりの中で生きていることを知る。
病気から人は学び、強くなり、優しくなる。
今日は改めて当時の職場に感謝するとともに、
今ここに在ることの不思議と、
教え子たちの旅立ちを嬉しく思った。
がんばれ、まけないで。きっと大丈夫。
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