★ペッパーミルパフォーマンス★


大谷選手は外国人選手のラーズ選手が早くチームに馴染めるように、ペッパーミルパフォーマンスをチームセレブレーションとして提案したという。

それは大谷自身が外国人選手としてエンジェルスに入っていった経験から、チームに馴染むことの大切さを痛感していたからかもしれない。

言葉を超えた繋がりの手段としてのこのジェスチャーは意外と地味だけど、
日本人の勤勉性を象徴しているように思う。

ペッパーミルのミルはもともと「ものを砕く」という意味を持つ。コーヒーや胡椒などの豆を砕くという意味で使われる。

しかし砕くだけでは豆の大きさにムラがでるため、豆を「均一にならし(グラインド)」味を統一する必要がある。

ミルのあとグラインドして、チームの力を統合させ、最高のパフォーマンスをしよう。
そのために地味な作業も積み重ねていくことが
大切だよね。

まさに日本人の持つ勤勉性、
そして大谷選手のもつ、野球のためなら努力を惜しまない人間性が現れていると私は思う。

このパフォーマンスが高野連で禁止されるところも日本人らしいけど、良いところは臨機応変に取り入れていきたい。

野球を愛する天才が、
好きなことをとことん楽しむために採用した
パフォーマンスなのだから。

チームをまとめるには指導力や統率力も必須だけど、同じプレイヤーとしての信頼関係も大切。

それは言葉だけでは足りなくて、
パフォーマンスが大切になる。

言葉より視覚の分かりやすさ、真似しやすさ、
そして親しみやすさ。

このパフォーマンスを知っていた 
ラーズ選手にとっての親しみやすさを考慮した 
ナイスチョイスだと思う。

ひとつ注文をつけるなら、
表舞台でも英語をたくさん話してほしいな。

完璧でなくて良い。普段使いの自然な英語を、
世界一の野球選手の英語を、私の生徒に聴かせたいから。

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