★教育は契約?★
日本語教室のY先生とは、以前同じ勤務校だった。
そちらでも日本語教室を担当していらしたので
「この学校は外国人生徒、多くて大変ですね」
とお話を切り出してみたら
「いや。別に大変じゃないよ。
外国人は、契約すれば良いんだから」とさらり。
お話を要約すると、こんな感じ。
海外には義務教育という概念がないから、子どもに教育を受けさせるか、どんな教育を受けさせるかは自由。
だから体調が悪ければ、無理して学校に来ない。
行かなければいけないものでも、行かせなくてはいけないものでもない。
また国で選んだ教科書で、教育公務員が同年齢集団に一斉教育をする制度にも違和感を持っている。
だから義務教育についてまず理解し、学校はこなれけばいけないもので、そこでのルールを守らなければならないということを説明する。
そしてそれが、約束ではなく契約であると言えば、守らなければいけないという意識を持つのだという。
私は、言葉だけではなく制度も違うから、日本文化に慣れるのは苦しくて、悩んでいる外国人の姿をたくさん見てきた。
親御さんは覚悟して来日してきているけど、子どもたちはそうではないので、より難しい。
日本で生まれた日本人でも、今の学校に馴染めない子が増えてきている。
いじめ不登校対応に、外国人対応も増えていく。
契約だと言って無理に従わせるのも違和感がある。
もっと柔軟で、皆が幸せになれるような方法はあるのだろうか。
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