★多言語コーナー構想始動★


午後は図書室にて、学校司書さんと打ち合わせ

勤務校のある市町の学校司書さんは市立図書館員さんで、毎月2回巡回しているため、学校には常駐しない。

図書の貸出しは図書委員と図書担当の先生がするけど、年に一度の図書入替では、購入する図書を予算の範囲でリクエストすることができる。

そこで私はここぞとばかりに、
外国語の本をリクエストした。

外国人生徒が読める本を置くことで、外国人生徒の居場所となるだけでなく、母国文化の継承や母語の維持にも繋がる。

小学校で来日すると日本語の習得は速くても母語を忘れる。親御さんが日本に永住するつもりなら母国文化も伝えない。するとせっかく海外にルーツを持つのに、日本語しか話せない外国人になってしまうし、思春期には自分は何人なのか、アイデンティティも揺らぐ。

中学校で来日するとそのリスクは減少し、日本語の習得に時間はかかるが、母語も日本語も話せる綺麗なバイリンガルになれる。

フィリピンの子なら英語の習得も速いから、すぐに英日プラス母語のトライリンガルやマルチリンガルになれることだろう。

私が今、外国人生徒の多い学校にいて、ここで司書教諭を発令されるのも、日本と海外の橋渡しができる人材を育てるために図書室を変えていくミッションのためなのではないか。

ついでにエリックカールさんの原書や葉祥明さんのバイリンガル絵本シリーズもリクエストしながらも、自分のミッションについて確信を固めた時間となった。

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