真実
特別支援の知的学級の授業に、
情動の子が入ることがある。
情動のクラスでテストをする時などに、
お預かりする形で。
私も支援級の支援員をしていたけど、
中学の情動は、無理。
だから知的の教室に情動の子が来るのは、
正直怖い。
何か起きても、対応できないから。
そんなことを支援教室の担任に話した翌日に、
支援員さんが声を掛けてくれた。
「情動のI君、柴本先生がやってくれた国旗クイズが面白かったみたいで、自分で調べて国旗クイズ作ってみせてくれたんですよ」
それは知的学級の参観が入る授業で、お見せするために創作した授業。国旗カルタ(ヒントは英語)からの繋がりで、国旗カードをひとりの生徒に持たせて、自分では見ずに頭上に掲げ、クラスメイトに英語でヒントを出させ、どこの国の国旗か当てさせるというもの。
国名をヒントにしてはいけないというルールをつけたので、国名以外の情報を思考する高度なクイズではあるけど、かなり盛り上がった。
意図的に回答者役の生徒の出身国の国旗を選んで、回答者が幸せになるようにもしたけど。
情動クラスに振り分けられた子にも、もちろん知的な面は多分にある。
物事を多面的に見なければ真実は見えてこない。
今日はそんな気づきを新たにしました。
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