リアル誕生日ストーリー

本日のお土産📕
魔女宅や童話のイメージのある角野さんの
ちょっとイメージ変わりそうな本にしてみた

来月は講演会もあるので、それまでに読めるかな
大好きな魔女宅の舞台で洋上誕生日を迎えてから
随分久しぶりの自分への誕生日プレゼントだから

※kuuのリアル誕生日ストーリーはコメントにて

その日、私は洋上にいた
ワールドクルーズで地中海を訪れ
エーゲ海の島々を巡り、最終日はアドリア海
私は沖留の本船から通船でクロアチアへ上陸し、
双胴船でアドリア海をめぐるツアーに添乗することになっていた。

その街は世に稀に見る美しい世界遺産の街で、
「アドリア海の真珠」と呼ばれるドブロブニク。
地中海からヨーロッパに向かう最後の締めに、
美しいドブロブニクに立ち寄るのを、私は毎回、
楽しみにしていた。

その日も快晴。波止場から双胴船への乗船も
スムーズ。お客様も、本船より海を近く感じながら、カモメやイルカを観察して楽しまれていた。

そのツアーはランチを双胴船上で楽しむことを謳っており、乗組員が提供する準備を始めた。私もお客様に問題がないことを確認し、船のキッチンに。

「実は今日私、誕生日なんだよね」と英語でうっかりボヤくと、乗組員、手を止めて顔を見合わせた。

気にも止めずにお客様のところに戻ると、ランチの提供準備が終わり、乗組員のリーダーが私のところにやってきた。

両手には、
赤ワインのボトルを持っている。

「私たち、今日があなたの誕生日なんて知らなかったから、有り合わせで申し訳ないんだけど…」

今度は私が固まる番。
え、良いの?どうしよう、嬉しい。

私は今にもランチが始まろうとしている船上で、
頂いたワインを掲げてアナウンスした。

今日が自分の誕生日であること。
そしてこれは、
たった今、船から頂いたワイン。
皆さんで乾杯しませんか?と。

美しい洋上、
美味しいシーフードランチとワイン。
それがどれだけ至福の時となったかは、
ご想像に違わない。

以上が、私の誕生日の想い出。
ちょっと小説風に書いてみました。

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