訃報

10年前、父の臨終に駆けつけてくれた父の兄の訃報が届いた
親が離婚してからほとんど親戚付き合いなかったので、あまり接点ないまま父の葬儀を迎えたんだけど
何だろう、この喪失感
父が亡くなった直後、改めて兄弟なんだなと思ったくらい、父の面影が残っている人だったからかな
整形外科を卒業したので
父の名前と同じ神社へ参詣
後遺症を残してだから
快気祝いではないけど
明日、父の兄のお通夜にいく報告と
お土産に御朱印をいただいておいた
明日、叔父さんに挨拶してくるからね
夜道を走るから護衛よろしくね
そう伝えて父の遺影の前へ供えた
今頃兄弟で再会を喜んでいるかな
優しいきもち★
「おじいちゃんのおにいさんのお通夜、
私もいきたい」
休み明け、おやすみしてしまった長女に、明日はお通夜で富士宮に行くから、帰宅が遅くなると伝えた
別にいいけど、ママはお別れを言いに行くだけだし、あなたは試験前なんだから、行かなくてもいいんだよ
「でも私も、お別れを言いたいの」
そう、あなたがおじいちゃんのお葬式に来てくれたのは、あなたが3歳の時だったよね
あの時は次女が1歳になったばかり。緊急帰国した姉の子どもは0歳だったね。
下の2人は大変だったけど、あなたはお利口にしていたものね。
それから、父が亡くなるまでのおはなしを、10年越しに伝えました。
あなたが行きたいと言ってくれたことは、私が必ず叔父さんに伝えます。
あの時、たった3才だった長女は、
優しい子に育ってくれたよ。
良かったね、お父さん。

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