クルーズツアコンのお仕事(裏話編)
船に必ず持っていくもので1番厄介だったのがPC。
船内で英語の船内新聞を翻訳して日本語版を作成するので、プリンターと印刷用紙も。
紙は船内にもあるけど、
A4ではないので不可。
これをコピーして船室に配るのですが、
コピー機は船に借ります。
乗船後、諸手配が落ち着いたら、
最後にコピー機の所在確認と使用許可をとります。
これがまたよく詰まるもんだから、
深夜の印刷は対応してくれるクルーも手薄でギャンブルだった。
大変だったなぁ…
それからもうひとつ。
クルーズツアーには必ず
寄港日と航海日があります。
寄港日は港に入船、停泊する日。
この日は寄港地ツアーに同行します。
そして寄港日以外の日を
航海日と言います。
出港した後や航海日は
船内で過ごす時間が長くなり、
西洋人などはのんびり
オープンスペースなどで
船内ライフを楽しむのですが、
日本のお客様は
自分で自分を楽しませるのが苦手。
そしてとかく
長旅の不満が出やすくなります。
…正直、めんどくさい。
そして、添乗員には、
航海日は1日2回、
寄港日でも1日1回は必ず、
船内に待機デスクを設けて
お客様対応するという業務があります。
そんな時は、クレーム?を避けるため
他船の船内写真を雑談のネタにします。
例えば、ナイトギャレーツアーの模様を
スライドショーしていました。
ギャレーとは船内の厨房のこと。
基本、安全と衛生上の理由で
乗客は立ち入れません。
しかし、乗客サービスの一環として
乗客への夕食提供が終わった後、
1日だけ実施する船もあります。
リピーターのお客様の中には
これと操舵室ツアーを楽しみにしている
方もいます。
スライドショーの画像には
ギャレーツアーに合わせて行われた
カービング作品展の模様を撮影したものなどを使いました。
また、私にとって
ナイトギャレーやナイトレストランは
業務の息抜きのためのオアシスでした。
乗船中の添乗員は本当に
気の休まる事のない激務。
常に臨戦態勢でしたので、
逃げ道が必要なのでした。
そこでのクルーとの雑談も^ ^
…時効ということで。
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