外国籍生徒に思う

日本語支援が必要な外国籍生徒は、一定時数を取り出して日本語教育をします。
これは本人と家庭の希望を聞いて
実施します。

しかし中には、外国人扱いされたくない、
などの思いで、本人が取り出しを希望しない場合もあります。

その場合は、学習言語で遅れをとり、授業についていけなくなり、学校に来なくなってしまう可能性もあります。

私達は、日常会話ができれば良いと思いがちですが、学力をつけるためには思考力をつける必要があり、思考力をつけるには母語が必要なのです。

小学生で来日した場合はそれが日本語になるからよいのですが、中学生で来日した場合、思考言語が母語ですので、母語を維持する必要があるわけです。

先日、外国人相談員の方が、外国籍の子みんな引き受けるから連れてきて良いよって言ってくださいましたが、(不可能なのですが)母語の維持には母語を使う場面が必要不可欠なので、何とか調整したいと考えていました。

しかし、取り出し対象外の外国籍生徒のことも気にしていかなければならないと感じています。

余裕のない中ではありますが、
子供達の未来のために、
何とか頑張ります。

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