悪意のないいじり
外国人が転入するタイミングはいろいろだけど、低学年ほどなじむのが早く、高学年ほど大変で、特に成長期は、日本人と違うペースで成長するから目立ってしまう。
そして悪意のないいじりが、彼らを傷つける。
そんな過去から学校や日本が嫌いになってしまう子は、少なくないんだろうなぁ…
家庭の事情も様々で、親が日本に馴染めず
離婚再婚を繰り返したり、ストレスから暴力をふるってしまったり。
外国人にとってこの国は、
まだまだ住みにくい。
全然優しくない。
それでも逃げずに乗り越えて、異国で頑張る子ども達の姿に、大きな勇気をもらいます。
小学校でもたくさんのケースを見てきたけど、いじりに関しては中学校より時に残酷かもしれません。小学生は心が未熟で、相手の気持ちを想像できないから。
みんなより大きいことで、クラスメイトの男子にからかわれ、傷ついていたという女の子。
今は元気に学校に来ているから、そんな過去は想像もできないけど、とても真面目で自分を責めてしまう性格だから、辛くなってしまったんだね。
中学校では周りも成長して、からかいもなくなり、楽しく通えている姿をみて、彼女を知る相談員さんはとても安心したとのことでした。
家庭の事情で就学困難を抱える子も多い外国人生徒。外国人相談員さんはなるべく家庭の事情も把握して、アドバイスを下さいます。
学校にとっても家庭にとっても、心強い存在です。
ただ相談員さんは複数の小、中学校を兼任しているため来校日は限られていて、
予算の関係で人数も少ない。
問題は深いです〜
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