いいとこ探し
親子面談の通訳に入った際、担任の先生が親御さんにこう言ったという。
「お子さんの良いところを教えてください」
続いて子どもにも問いかけた。
「お母さんの良いところは?」
良いところって、自分では当たり前にできてしまうので認知しにくい。
だから他人に言ってもらうことが大切。
でも思春期で、母親と息子だと、会話も減っていくからますます難しい。
だから面談で、お互いの良いところ探しができるのは、素晴らしいアイデアだなと思った。
自信がつけば、心が安定し学業にも専心できる。
最近、とても明るくなったSくんのお話でした。
外国人生徒の進路は、私立、公立、定時制進学、
就職などに分かれます。
英語ができる子は英語を活かして欲しいけど、
入試で問われるのは日本語力。
日本語ができないと選んでもらえないなんて、
と思うけど、仕方ない…
この国では、外国人でいるというだけで大変だから、親子で乗り越えていかなければならない。
良いところ探しは親子の絆を深めて、一緒に困難を乗り越えていく力になる。
そんな気がしました。
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