自分の世界

長女の発言や発想をみていると、素直な頃の自分の子ども時代を思い出す。
周囲はそれを理解できず、私は「不思議ちゃん」と呼ばれた。
そんな私を受け入れてくれる友人は限られていたけど、私は全く寂しくなかった。
自分の世界を、生きていたから。
でも成長とともに、それが許されなくなってきて、私は私の世界ではなく、周囲の世界に合わせていこうとする。
とても苦しかったけど、それが必要だと思った。
周囲と自分の違いに、ずっと違和感を持っていたから。
もう自分の世界にいては、だめなんだと感じたから。
それが大人になることなんだと、思わされたから。
でも、あの頃いた世界には戻れず、あの頃の自分には戻れなくなってしまった。
父が再婚して、再婚相手が私の過去を実家から消してしまった。
でも、仕方ないと思った。
それで良いんだと思った。
あれから20年。親となり10年経った今、時折自分の子どもの中に、自分自身を見つけるようになり、不思議な気持ちになる。
当時の不思議ちゃんは、不思議ちゃんでいるのをやめてしまったけど、長女の世界は守ってあげたいなと思っている。
自分の世界がある人は強い。
そこでしかできない発想は、宝物。
あの時、消えてしまったと思った私の世界は、
消えてなんていなかったんだなぁ。
子育てって不思議。

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