学校統廃合に思う

中学校に入ると仲間が増え、定期テストがあり、部活も始まる。変化が大きくて大きな負担になる。
小規模校からなら尚更。

私も3年前、始めて中学校の現場に入って驚いた。先生は教科を担当するだけでなく、委員会や部活も担当し、さらに分掌が割り当てられる。主要教科は毎日の課題チェックと単元テスト。年4回の校内テストの作成、実施、採点、評価。5段階プラスコメント。委員会や部活のコメントも必要で、担任だけでは通知表は完成しない。三者面談で一人一人に渡すので、時間も手間も、ものすごくかかる。

保護者対応も大変で、学級編成に苦情をいう親や、親同士の対立を学校に持ち込む親。子どもが宿題をやらないからやらせようと毎日電話で課題を確認したり、子どもが授業に参加しなかったり、宿題をやらないことを責任転嫁してくる親。不登校や家庭内暴力、離婚再婚で子どもが孤立する家庭を訪問したり、児相や警察と連携して問題解決にあたることも。外国人保護者も増えていて言葉や文化の違いもあり、担任だけでは対応できないこともたくさんある。

GIGAスクール実施で授業の負担は減っても、部活動統合や外部委託がすすんでも、人員をきちんと配分しなければ基本は変わらない。自己犠牲に頼っているような現場では長続きしない。学校を減らすより外部人材委託などで、先生が教科や学級運営に専念できるような、適切な人員配置をしたほうがいいかなと、思いました。

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