中身次第
実は新卒でインテリア業界に入った私は、独身時代浜松でオーダーカーテンの営業をしていました。
インテリアの中でも、建主さんが最後に選ぶのがカーテン。最後とはいえ壁紙よりも照明よりも内装の雰囲気を左右する影響力を持つカーテンではありますが、最後ゆえにあまり予算がかけられなかったりもして、安価な既製カーテンとの価格競合もありました。
こんなご時世で、家を建てるだけでも大変。カーテンに対するプライオリティは低くなりがち。
フルオーダーのプランから、一部既製、2階は全て既製と、様々な見積もりを出して、何とか予算が通ったら、デザインは奥様に委ねられました。
当時は寿退社全盛時代で、新婚の奥様が在宅して対応して下さることも多く、カーテンを一緒に選びながら、いろいろなお話しをしました。赤ちゃんを抱えてのご対応だったり、転居前の手狭な生活の様子だったりから、当時独身の私は、仕事以外にも多くのことを学びました。
そして建主様と伴走して無事オーダー、取付。
親会社に発注してカーテンが届くと、男性社員を確保して、新築現場に同行してもらいます。
レールの取付などの電ドル作業は所長か副所長が。ふさ掛けくらいなら私も付けたけど、建主さんが立ち会う時は控えました。女性が電ドル使う姿は見咎められるこもあるので。
そして、カーテンの取付も私が。自らが採寸して発注したカーテンを掛け、インテリアの最終段階を見ることができるのは、なかなかのやり甲斐でした。
親会社がオーダーカーテン大手の縫製工場だったため、オーダーでも工場直販価格で提供できましたし、余った生地でリビング同柄クッションのプレゼントもできました。
私は営業の他にも、照明プランや広報も担当し、
小さな営業所ならではのマルチタスクを経験させていただきました。
いろんな仕事を経験したからこそ、全く業界の違う夫の仕事も多少理解できたり、接客営業の苦労に共感できたりします。何よりインテリアは楽しかったので、また機会があれば、やりたいです^ ^
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