特別支援級レポート❸
case❸頑張れない
中学校の勉強は小学校の時より、頑張らないといけない部分が増えます。
小学校の英語は楽しさ重視。歌ったり踊ったり遊んだりしながら、自然に英語を身につけていきます。
しかし中学からの勉強はテストや評価、進路のために、頑張るものになってきます。
そして普通ならそれができるように精神も成長していくのですが、特支の子は頑張れない。頑張りたくないことには頑張れないのです。※個人差あり。
でも頑張りたくなくても、内申点のために頑張るしかない。進学させたいという親からのプレッシャーもある。そのストレスがコントロールできずに仲間に怪我をさせてしまう子もいる。
頑張らせすぎるのも危険。加減が難しい…
理想は、頑張ることで達成感が得られたり、誰かを喜ばせることができること。それが次の勉強に繋がります。
ではどうやって達成感を得るのか。努力したのにテストの点数が低いと落ち込むし、投げ出したくもなる。支援していてもその場凌ぎで、根本的な学力を上げるのは難しい。支援の限界を感じています。
そんな中で、唯一私がしてあげられる事は、努力できたことを認めて誉める事、一緒に喜ぶことです。
彼らの辛さに共感し、一緒に一喜一憂すること。辛い中から喜びを見つけるお手伝いをすること。
今のところ、そんなことしかできませんが、日々進歩して行けたら良いなと思います。
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