特別支援級レポート❷

case2:読めない

「読めない」については、英語の授業の場合でお話します。

まず英語は外国語ですので、漢字よりたちが悪いわけです。(漢字も元々は中国語ですが…)
そこで読み仮名が必要になります。
私の嫌いなルビ振りです。

でも読めないと会話練習で不安を感じるので、振ります。私のこだわりより、先生が板書しそうなルビにしておきます。同じ教科として教え方に「?」と思うこともありますが、それはさておき…。

で、ルビを振った後は日本語を下に書きます。
これは全訳でなくても良いのですが、全訳を書かないと気が済まない子は、そうしてあげます。

ルビも全訳も本人にやらせると時間がかかりすぎるし、それはあまり重要ではないので、こちらでやります。
これがまた大変なのですが、本人が納得できる形を最優先にします。

ここまでやって、やっと読めます。
しかしこれでは、自学は難しいと言わざるを得ません。

一方、ルビを全て振らなくても読める子もいます。英語を読むセンスはあるようです。
こればかりは個人差ですね。

とにかく読めなければ発音できないので、読めるようにする準備を支援することが多いです。
漢字に振り仮名をふるような支援ですね。

次回は「頑張れない」についてです。

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