過去形と完了形
過去形と完了形の使い分けのポイントは2つ。
○動作が過去に終わっているか、今終わったところなのか
○それが起こる可能性はもうないのか、
まだ起こる可能性があるのか
です。
動作が終わっていたら過去形。
さっき終わったなら完了形。
英語を勉強したけど今はしていないなら
I studied English.
最近まで勉強していて、勉強し終わったところなら
I have studied English.
お昼にランチを食べたか聞くなら
Have you had lunch?
夕方にランチを食べたか聞くなら
Did you have lunch?
夕方はランチを食べる可能性はないから、
過去形になります。
あと、世界貿易センターに行ったなら
I went to the WTC.は可能ですが、
I have been to the WTC.は不可です。
世界貿易センターはもうないので、
行く可能性はないから、完了形は使えません。
完了形は、時間的にも可能性的にも、
現在につながっているのです。
完了、継続、経験の和訳にとらわれず、
ニュアンスで理解しましょう。
過去形と完了形については、大人の方にもよく聞かれますし、聞かれたらどう説明したらいいかと聞かれたりもしますので、よろしければご活用ください。
現在完了進行形と過去完了について。
「英語を勉強してきて、まだ勉強中」なら、
I have been studying English.
です。
これが現在完了進行形で、さらに現在に動作がつながっている感じがします。
ちなみに過去完了なら、
I had studied English.になりますが、
これは
「英語を勉強した」なので
I studied English.とほぼ同じです。
ただし過去形よりも、さらに過去にその動作が始まり、過去に完了していることを表すので、過去形と区別して「大過去」と言われたりもします。
このニュアンスを伝える場面はあまりないので、
難しい方は過去形で大丈夫です。
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