限りある命
長女に「窓際のトットちゃん」を読んであげていたら、トットちゃん(黒柳徹子さん)が縁日で、ご両親にヒヨコをねだって買ってもらったエピソードがありました。
ご両親は拒否したけど、トットちゃんに根負けして買い与えてしまう。
でも案の定、
5日後にヒヨコは死んでしまうというもの。
最近はヒヨコは見ない気がしますが、私も幼少期、ヒヨコをねだった経験があります。当然買ってもらえなかったのですが、なぜダメなのか、納得いかなかったのをよく覚えています。
もし買ってもらっていたら、トットちゃんのように、限りある命の大切さを知れたことでしょう。
そんなことを思い出していたら、
長女が言いました。
「私なら短い命の時間が輝くように、
幸せにしてあげるのにな」
長女は今年の始めに飼い始めたばかりのパンダマウスを天国へ見送りました。
だからハムスターをとても大事にしています。
パンダマウスを失った経験が、彼女にこんな優しい気持ちを抱かせたとしたら、私はパンダマウスを飼って良かったと思います。
ペットは先に死ぬ。それが短い時間だとしても、
命が限りあることを教えてくれるなら、
失う悲しみより得るものは大きいのだと思いました。
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