折り紙あげる
「昔ね、不登校の子、家庭訪問したら必ず折り紙くれてね。それがすごい折り紙で。」
「それは先生にあげるために、絶対頑張って折ったんだと思う。先生が驚いてくれるのが嬉しくて」
「いやぁ、そうかなぁ。でも、懐かしいなぁ」
うん、先生、絶対そうだと思うよ私。
きっとその子先生のこと、
ずーっと忘れないよ。
不登校の気持ちは先生には分からないと言った方がいた。
先生は学校制度に適応できたからこそ、学校を職場に選んだ人たちで、不登校はその真逆だから。
でもね、その子は絶対先生の家庭訪問が嬉しかったんだと思う。
学校には行けないけど、先生には会いたかったんだと思う。
それだけでも、真剣に関わってくれた大人が
いたことだけでも、大切な経験だと思うんだ。
最近そういう大人が減っているから、
これって貴重なことだと思ったのでした。
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