小学校の面談雑感


上の子の教育面談で、知識、技能、思考、判断を国語算数で観点別に数値化されたものを伝えられて、驚いた。

数字なら保護者に分かりやすいからなのかな。
でもなんか違う、と思った。

能力をロジカルに分析し現状を知ることは大切だけど、小学校のうちは能力というより特性だから、
数値化して決めつけるのは危険。

中学受験するとかなら分かるけど…

今は義務教育期間でも、
保護者が学校を選ぶ時代なのかな。

子どもの魅力は数字じゃ測れないんだけどなぁ…

普段、中高生を見ている、
いち小学生保護者の雑感でした。

10歳でお受験。そんな選択肢が有り得る時代。
14歳でも進路迷うのに、
10歳で何が判るんだろう。

15歳は志望校も決まり、
体験入学でモチベーションを上げる夏。

一方で14歳は、
まだ志望校も決まっていない子も多い。
この夏にスイッチが入るタイミングなのだ。

そんな姿を見ているので、
小学生の能力の数値化には
寂しさのようなものを感じた。

子どもの能力を数値化された保護者は、
子どもにそれを伝えるのだろうか。
お受験対策に、塾選びに活用するのだろうか。

高学年はあと数年で、
子どもでばかりはいられなくなる。
今は18歳で大人。せめて小学生のうちは、
子どもでいさせてあげたい。

中学受験や能力の数値化を否定するつもりはない。でもそれは必要な人の指針として使ってもらって、私は数値化するよりももっと多角的に、
長い目で、子どもの成長を見守っていきたい。

そんな風に考えています。

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