リニアについて考える🚄
建設の是非が問われる社会の問題について、自分ごととして考えさせる狙いの授業を見学した。
全国版ニ紙と静岡新聞の該当記事を読み比べ、リニアの利点不利点についてどう捉えているかを
確認する。
こういう授業は紙媒体の紙面を用意して配ったり、OHPやスライドで共有したりする方法もあるけど、今回の先生は生徒の教科別クラスルームに三紙のリンクを貼り付けて各自で閲覧させていた。
これなら紙も印刷の手間も機材の用意も要らない。
これ、イイね。
「交通網の発達による地域の変化を考察できる」
本四連絡橋の時は、本州側四国側に分け、それぞれの立場で、観光、産業、流通などの側面から、
様々な問題を考察した。
今回は地元で賛否が分かれているリニアモーターカーの建設について。その是非を問うものではなく、記事の書かれ方からそれぞれの立場を読み取り、立場や利害によって書き方が変わることを知り、情報選択の重要性、正しい情報を選ぶ判断力をつける狙いもある。
具体的には、全国紙はリニアの利点、速さや便利さを全面に書いているけど、地元紙には電磁波被害や騒音についての懸念を書いている。
二酸化炭素排出量についても問題。
原子力を減らし火力に頼る日本の電力をリニアに利用するなら、二酸化炭素排出量も増える。
地球環境的には不利益になるという視点も、
忘れてはならない。
では画像の客船について。私がよく乗船したRCI社の美しい船体ではあるが、海外移動の手段として、飛行機に比べて断然エコだとも言われる。
とはいえ、長期間滞在できる設備を備えているのだから、長期的には二酸化炭素も大量に消費する。
全くエコな交通手段などないのが現状かな、
という趣旨で、客船にしました。
でもやっぱり、船旅は良いなぁ。
また旅行できる頃には、
エコな手段が見つかっていますように。
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