君のそばで会おう

娘が保育園で噛まれてきました。

先日、４人噛みという武勇伝を作った娘。噛まれるくらいで調度いいですと、謝る先生に応えたものの。

今回の名誉の負傷は、かなりの痛手。

うちにきて腫れあがり、小さな歯型がくっきり。

余程悔しくて、長く噛んだのね。

痛かっただろうなあ、いっぱい泣いただろうなあ。

子どもの痛みは、親の痛み。

保育園で噛まれた傷をみて、涙がでたという人も。

でも痛みも、成長に必要。

自分の痛みで、他人の痛みも知る。

だから私は、噛んだ子を責める気にはならない。

でも噛まれた痛みは共有して、一緒に涙を流そう。

辛いこと、苦しいこと、これからまだまだたくさんあるのよ。

でも、どんな時もママは味方だよ。

だから、安心して、いろんな所へ行って、いろんな経験をしておいで。

辛くなったら、いつでも帰ってきていいんだから。

私を海外添乗という仕事に送り出してくれた親。

アフリカでツアーバスが崖から落ちたり、飛行機が飛ばなくて港に帰れなかったり、船が壊れて旅程が遅延したり。いろんなことがある海外に、送り出すのはどんなに辛かっただろう。

でもそのおかげで、今がある。

感謝とともに、私もそれができる親になろうと思う。

いろんな所へ行ってきて

いろんなものを見ておいで

そして、最後に

君のそばで会おう

ー銀色夏生