★心の問題★


ブラジル人生徒Mさんのお宅に連絡をとるため
ブラジル語相談員Jさんを探して日本語教室へ

校内連絡用のピッチは職員室の机上に置き去り
主任は多忙なので兵隊の私が捜索に出ることに

Jさんは日本語教室とも生徒情報を共有しているので、迷わず日本語教室へ向かう私

Jさんは日本語教室でY先生とお話しをされていた
やはりここか、私の野生の勘に感謝

手短に状況説明をすると、Y先生が
「あの子は言葉より心の問題だろうね。
場面緘黙的なところがある。
ブラジル人の友達とは話すのに、
先生には話せなくなる。
言葉の問題より深刻だよ」
と仰った。

Y先生とは2年前に同じ勤務校だったし、
日本語教育という共通カテゴリーでお話をする機会がよくある。

そして外国語教育(外国人にとっての日本語教育)には、メンタルの負荷が大きいことも
充分承知している。

仰る通りだと思った。

Mさんが話せないことついては、担任も主任も対応を模索しているが、ここにきて無連絡の欠席が続き、Mさんのメンタルの揺らぎと家庭の問題が懸念されている。

家庭は日本の義務教育を理解していない場合もあり、じっくり対応する必要があるが、まずはMさんが学校に来れることが大切。

日本にいるだけでも大変なのに、
日本人の学校に行くのはもっと大変。

私も仕事で異国に滞在してきたので、
理解はできる。

でもこの学校は幸いたくさんブラジル人もいる。
授業はともかく、学校生活を楽しんでほしい。

まずは心の問題。授業での声掛けと、校内での居場所づくり(図書室の多言語コーナー^ ^)で、慎重にアプローチしたい。

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