★理想と現実★
特別支援学級に在籍しながら普通学級に授業を受けにくる生徒は、能力にもよるけど苦しむことも多い。
特別支援学級ではなく、普通学級の授業を受けるのが本人ではなく親御さんの希望である場合、
親御さんの理想と、授業が理解できない現実に、
子どもは板挟みになり、普通学級に行くことが
苦行になってしまう。
先生の指導が厳しく、普通学級の授業に行けなくなったり、登校できなくなったりした子もいる。
そんな場合も、特別支援学級が居場所となり、
そこで充電するとまた頑張れることも多いので、
無理に普通学級に行かせなくてもいいんじゃないかな、と私は前から思っていた。
今日、私の代理授業をして下さった教頭先生が、
特別支援学級の子が普通学級で授業を受けている様子をご覧になり、私に声をかけてくれた。
「あの子は読めてない。特別な支援をしてあげないと、普通学級の授業は苦しいよ」
そうなんですよと、私はこれまでの経緯も含めて
一気にお話しした。
話したからって何も変わらない。
変わらないことへの諦めを
新たにしただけだけど。
要は一斉授業であっても、
個別支援が必要だという事。
それが授業者には不可能であることは一目瞭然。
だからこそ特別支援学級だけでなく、
普通学級の授業も支援できる支援員が
必要なのだけど、
こちらにはそういった配置がないらしい。
よもやよもやだ。
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