親の愛

昨日、友人との夕食会で、外国人のお友達のお誕生会に招かれた話になった。

日本人はせいぜい、お誕生日のお友達の家でお誕生会をするのだけれど、ブラジルのお誕生会は、ホール貸し切っての一大イベント。

子どもの好きなキャラクターで飾り付けられ、そのキャラクターでデコられたスィーツが並ぶ。大道芸などのパフォーマンスが出てくることも。とにかく豪華。

個人の、しかも子どもの誕生会にしては、日本ではありえない。

子どもの誕生会に大金をかけるより、学費にかけたいのが日本人。でもラテン系の人々は、子どもの成長を大切にするんだなぁ。

私は小学校で支援員をしていたけど、家庭で満たされない子は学校で荒れる。家庭が安定すると、学校でも落ち着く傾向がある事を学んだ。

ブラジル人の転入生の子がある朝、校門でお母様に泣きながら抱きついて離れられずにいた時、お母様はしっかりと息子を抱きしめて、悲しみを受け取めてあげていた。

お母様だって、異国で日々戦っているだろうに。

その後、ひとしきり泣いて落ち着いてから、お母様と無事に別れて学校に入ることができました。

親の愛は偉大です。