ピロートーク
電気を消してからお話を頼まれたら
素語りでお話を作りながら語ります
昨夜は、学童での長女のお話
あるところに、さなちゃんという優しい女の子がいました。
さなちゃんは学童で、お友達とかくれんぼをしていました。
そこに、お母さんがさなちゃんをお迎えに来ました。
いつもなら嬉しいさなちゃんは、
「もう少しだけ、ここにいて良い?
いま、かくれんぼしているんだ。」
と言いました。
お母さんは、「あれ?」と思ったけど、
「いいよ、待ってるよ。」と言いました。
すると、さなちゃんのお昼寝タオルから
お友達が出てきました。
優しいさなちゃんはお友達に、
自分のお昼寝タオルを貸してあげていたのです。
お友達は、かくれんぼが終わると
さなちゃんに「ありがとう」も言わずに
さなちゃんのタオルを置いて
ふいといなくなってしまいました。
それを見て、さなちゃんは黙って
タオルを綺麗にたたんでしまいました。
お母さんは、それをずーっと見ていました。
お母さんは、さなちゃんは黙ってお友達のために優しくできて、偉いなと思いました。
「さなちゃん、お友達にタオルを貸してあげていたんだね。優しいね。綺麗にタオルをたたんであげていたね。偉いね。」
「うん、ママ、待っててくれて、ありがとう。」
さなちゃんはにっこり笑いました。
さなちゃんとお母さんは、嬉しい気持ちで、
手を繋いで仲良くおうちへ帰りました。
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