小学校外国語活動のリアル
今日はママ友であり、戦友であり、親友であるRちゃんと、ご近所カフェで待ち合わせ。
近況報告やら打合せやらで話が積もりまくる中、小学校高学年の外国語活動のお話しに。
私は小学校で英語が始まった頃に、児童英語教師の資格を取り、児童英語教室運営の傍ら、地元の小学校の外国語活動支援員として、5年間携わってきました。
この5年間は、小学校外国語活動の激変期。
最初は高学年のみだった活動が中学年からになり、さらに低学年からに変化しました。
さらに高学年、中学年には文科省選定の教科書が支給され、活動から教科に移行、これに伴い来年度からは、評価もされるようになります。
私が携わった当初は教科書がなく、私とALTで自由にレッスンを組み立てる事ができました。
学級をよく知る担任の先生と3人体制で、手厚く楽しい外国語活動ができました。
そのうちに活動が中学年からになり、高学年には専科教員が配置されるようになりました。
高学年の授業は専科教員とALTと2人で行うため、私は専科が入らない中学年以降の活動を担当したいと、赴任校に希望を出しました。
しかし大型校では勤務日も多いため、高学年の授業にもサポートに入りました。
高学年の授業は教科書とデジタル教科書を使い、専科教員が日本語で授業を行います。
ALTも私も不要です。
英語ができない先生でもできる授業です。
そもそも私が小学校に配置されたのは、
小学校に英語を教える先生がいなかったから。
ALTとチームティーチング(TT)ができる
バイリンガルの教員が少なかったから。
教員の配置より先に
外国語活動が入ってきてしまったので、
現場は慌てて社会人活用の枠を作りました。
一般人で英語ができる人材を募ったのです。それが私が小学校に入った経緯です。
しかし今は、中学校から専科教員を迎え
一般人から募る必要がなくなりました。
折しも免許更新をして、中・高の教員免許を有効にしてしまった私は、もはや一般人ではなくなってしまいました。
そんなわけで、今年度から中学校の教員をしているわけなんですが…
最近高学年の外国語活動を参観したというRちゃんによると、専科教員ではなく学級担任が授業をしていたとのこと。
またその内容は「なんじゃこりゃ」。
全然使える英語じゃないじゃん。
つまんねー、みたいな。
あれじゃ返って英語嫌いにならないか心配だという…
リアルな保護者の声なのでした。
小学校の現場、やばくね?
老婆心ながら心配になりました…
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