「ちゃんと」と言わないで
今日はオリンピックの都市ボラ研修。
バリアフリーガイドについて学びました。
バリアフリーガイドとは
様々な障害のある方に、
適切なお手伝いをすること。
目配り心配りの基本は同じですが、
障害に応じて必要なお手伝いが違うため
声の掛け方や障害に応じたお手伝いの仕方を学びました。
例えば、視覚に障害のある方への
声かけの方法としては
「あっち」「そっち」はだめ
どこに何があるかをきちんと伝える
「階段があります」ではだめ
「階段を昇ります/降ります」と伝える
など、見えないとどんな情報が必要かを想像しながら、なるべく具体的に伝えることが大切だと学びました。
あと、ケーススタディで、
超混んでいるラーメン屋で、全盲の方が列に気づかずにいると、「ちゃんと並んでくださいね」と言われたことについて、
どう思うか。
というものがありました。
このケースは実話だったそうですが、
「ちゃんと」という言葉に違和感を覚えた理由を伺って、納得しました。
障害のある方は、
常に「ちゃんと」したいと思っている。
ちゃんとしたいのにできないから
わざわざ他人に言われたくないのです。
それこそ大きなお世話です。
ただここで問題なのが、
言った人も悪気はないということ。
必要なお手伝いをするには
障害のある方にも必要なことを伝えてもらう必要がある。
ただ、これがなかなか難しい…
「小さな親切大きなお世話」に
ならないように。
気配り心配りに
磨きをかけていきたいです。
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