天国のPちゃん。
AちゃんはPちゃんという猫を飼っていました。
AちゃんはPちゃんをとても可愛がっていました。
ある日、Aちゃんの家にMちゃんという犬が貰われてきました。
Mちゃんはとても愛想が良かったので、AちゃんはMちゃんも可愛いがりました。
するとPちゃんはだんだん愛想が悪くなっていきました。
Mちゃんが可愛いがられるのが面白くなかったのです。
それでもPちゃんはAちゃんのそばにいました。
やがて、Mちゃんが病気で亡くなりました。
Aちゃんはとても悲しみました。
Pちゃんは、ひとりぼっちになってしまったAちゃんと、Mちゃんの分もずっと一緒にいてあげようと思いました。
でも、PちゃんもAちゃんも、だいぶ歳をとっていました。
だんだんPちゃんは、ご飯が食べられなくなって、元気がなくなっていきました。
そしてある朝、静かに天国に召されました。
Aちゃんはとても悲しみました。
そこでPちゃんはMちゃんと一緒に、天国でAちゃんを見守ることにしました。
Aちゃんはだんだん元気を取り戻していきました。
MちゃんもPちゃんも、Aちゃんの心の中にいるからです。
良かったね、Aちゃん。
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