本当の気持ち
外国人生徒は様々な心の問題を抱えています。それは高学年になるほど重く、解決が難しいようです。
2学期が始まり、なかなか登校できない子についても懸念材料があり、本人が学校に言えない分、保護者に母国語でアクセスすることが必要だったりします。
ブラジル人の彼の場合、来日後長らく就学していませんでした。
親が日本の義務教育や、外国人の学ぶ権利を知らなかったためです。
たまたまお母さんが働く事になり、学校に入れる必要が出来たため、学校に通えるようになったのが、今年の5月。
来日して半年以上が経っていました。
ただし下の兄弟が小さいので、長男である彼は部活に入らず、帰宅して弟たちの面倒を見ているそうです。
でも本当はサッカー部に入りたい。
弟たちのことも、サッカー部に入りたいことも、私は知らなかった…
実は相談員さんは、先に小学生の弟たちにもアクセスしていて、学童入所を勧めてくれていました。
さすがベテランです。
私とは大違い。
学童に入所できれば、彼はサッカーができるし、部活が終わってから弟たちを迎えにいくこともできます。
そういう対応をたくさんしてきた経験の差ですね。
彼の学校生活が、一刻も早く輝き出しますように。
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