旅行への想い

来月は、結婚記念日。
夫からは期待できないので、自分で旅行を手配したところ、予約システムの不備でダブルブッキング。同等クラスの部屋への変更を求められました。

とはいえこの施設は、部屋毎にコンセプトがあり、部屋が変わると値段が同じでもコンセプトが異なってしまう。

レビューを見ても大切な記念日にそれぞれの想いを込めてお部屋を選び、素晴らしい時間を過ごしたと高評価のお宿。私も私の想いがあって、選択したお部屋だったので、状況は理解しても、お部屋の変更はなかなか納得ができなかった。

返事に時間をもらい、アップグレードしてでも似たようなコンセプトのお部屋を探していたところ、
その日の夜にお宿から連絡が。

上司に相談したところ、料金は上がるが似たようなコンセプトのお部屋を、同料金で提供できるが、
どうかということ。

そのお部屋は、私が変更を検討していたお部屋だったので、変更を承諾しました。

私も旅行の仕事をしていたので、お部屋関係のトラブル対応にはかなり耐性があります。お客様のお宿への想いを汲んで、お宿に交渉、対応してきました。

今回の対応も、お部屋への客の想いを汲んだ、納得のいくものでしたが、たまたま似たようなお部屋が空いていたことに、幸運を感じました。

旅行内容にご納得頂けないまま旅行を継続し、帰路に着くのは添乗員としても辛い。
そんな独身時代の苦い思いも蘇りました。

10回目の結婚記念日。良い日にします。
コロナでひとつき先に延ばしましたが…
旅行は1発勝負。
晴れても雨でも決行。
与えられた条件の中で、いかに良い想い出をつくってもらえるかを問われるのが、現場担当の添乗員。
かなりのハードワークでした。

旅行会社は半月先から旅行を作って売るので、
今回のようなパンデミックが起こると
一気にダメージを受けます。

中止にできれば良いけど、できない時は行程の中で、お客様の想いを汲みながら対応します。

これを無視するとクレームになります。
引きずるほど面倒になります。

旅行にトラブルはつきもの。それは大抵、旅行会社の責任ではないのですが、目の前にいる旅行会社の代表である添乗員に、トラブルによる不履行不利益の不平不満がぶつけられます。

その時、責任逃れをするのか、誠意を持って善処するのかで、ピンチはチャンスに変えられます。

改めて過去の自分、よくやってたなと思いました。

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