立志式
合唱以降、3年生は受験、もしくは就職活動一色。1年生は地域学習、2年生は職場体験からの立志式。この順番も大切だと思っています。
職場体験で社会に貢献できる大人になるという意識づけをしてからの、大人へのセレモニー、立志式を行うのです。立志式は要らないという意見もあり、やらない学校もありますが、私の勤務校は立志式を大切にしていました。
中学2年生は中学生活を1番楽しめる反面、思春期特有の心の辛さをも抱えています。家庭では親に反抗し、学校でも先生に反発するので、それに対峙する大人も大変です。生徒によって実に様々な反抗の形があり、家庭や学校から逃げたり、居場所を失って引きこもったり。時には命に関わる事件を起こす事もありました。
そんな危うい年齢に、それでも大人にならなければいけないと気付かせることが、救いになるかもしれない。
そんな気がします。
立志式に立ち会うと、私たち大人も背筋が伸びる思いがします。
子どもたちの成長の苦しみを支え、見守る決意を新たにするのです。
立志式という形でなくても、なんらかの形で大人への階段を登る後押しが必要な年齢。
今年はどんなドラマを見ることになるのか。
子どもたちの成長が楽しみです。
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