クールダウン
怒りの沸点は人によって違う。
それをわかりやすく表現できる人と、飲み込んでしまう人がいる。
飲み込んで蓋をすると消化不良を起こすので、わかりやすく表現できる人の方が健康的。
そんなわけで、支援級には健康的な子が多いから、ふとしたことで沸点に達し、教室から出て行ってしまう子を追いかけることが、よくある。
追いかけると言っても、無理矢理連れ戻すのではない。所在を確認するために追跡する。
追跡はバレバレで、逃亡者はチラチラ振り返りながら逃亡する。相手は中学生なので、うまいこと撒かれることもある。今日は案の定途中で見失ってしまい、職員室に援護を求めて再び捜索したら、学習室で発見。発見の報告と、授業者の先生への連絡のため職員室に戻って状況報告などしてモタついているうちに、学習室から自ら授業に戻っていた。
めでたしめでたし。
この逃亡を、専門用語?で、クールダウンというようです。自らクールダウンを選択し、切り替えてきちんと戻って来れるあたり、さすが中学生。
戻れなくて自分の世界に引き篭もる場合もあるけど、自分なりの切り替え手段を持っていることが大切。そんな場合のクールダウンは、その子に必要な行動だから容認。自分の力で気持ちを切り替えるための前向きな選択として見守る。でも毎回はだめ。表面的には、授業を無断で抜けてはいけないので、沸点を越える前に調整できるのが理想です。
日々の学びの一コマでした^ ^
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