日本人へのバイアス

留学先のカナダにはたくさんのアジア人がいて、学校の中でも人種グループができていました。
特に日本人はグループを作りやすいのか、よく固まっていました。

そんなグループに私は近づかなかったのですが、「日本人はどうせ遊びに来ているんだろう」という陰口には、「私は英語を勉強しに来たんだ」と否定していました。

10代で果たせなかった留学を、奨学金を使って実現した私にとって、「どうせ遊びに来たんだろう」は最大の侮辱でした。

さらに上のクラスにランクアップを果たすと、クラスメイトの韓国人に、「君は日本人にしては英語ができるね」と言われたのです。それには返す言葉がありませんでしたが、日本人は不真面目で英語を勉強しないから英語ができないと思われているのだと知りました。

ついでに歴史観の違いについても「日本人は真実を何も知らない」と言われたのですが、いちいち反論していたら留学が台無しになるので黙っていました。
日本人への歪んだバイアスを感じた、よい経験でした。

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