出来ることを大切に
「今のお仕事は、代わりが見つかる。
でも英語のお仕事は、代わりが見つからないんです。」
勤務校の校長先生から言われた言葉です。
こちらのお仕事を決める前に、この学校でお話をした際、「専門外」であることを気にしていた私に、先生は、「じゃあもし英語の仕事が来たら、そちらに変更しても構いません」と仰いました。
果たして半年後に図らずも、その通りになってしまったのです。
実は非常勤のまま、別の学校のお仕事を追加でお請けするお話を進めていたのですが、勤務校の隣接校から講師の要請が来たのです。
今年度非常勤でスタートしたのは療養のためでしたので、専門外でもお仕事を頂けるだけありがたかったし、お仕事にも学びが多かった。また非常勤ならではの緩い人間関係も気に入っていました。
今後も今の働き方を継続することは可能でしたが、私は頂いたお仕事は、余程のことがない限りお断りしません。その上、先のお言葉を頂き、こちらの市町に拾っていただいた以上、御恩を返さねばならないと思いました。
ただし追加のお仕事も、久しぶりに頂いた県教委からの紹介でしたので、本当はおうけしたかったし、先方も人材を必要としていました。そこで隣接校の勤務が始まるまでの間だけ、お仕事をおうけすることにしたのです。
隣接校の勤務は常勤ですので、前年度の苦労が蘇りましたが、こんな時代なので安定収入は魅力的です。今回は期間も限られているので、私でもお役に立つならと、挑戦してみることにします。
自分ができることを大切に。
できるうちに全力を尽くします。
ALSのドラマを見ていて、できることが減っていく中でもできることを探して生きようとする姿勢に感動しました。
病気や老化はできることが減っていき、自信を失います。でも、できないことに目を向けていては、前に進めない。できないからこそ今できることに目を向ける。それもいずれできなくなるから、できることこそ今やるしかない。できることと時間を大切に。そんな事を学んだのです。
死ぬことより生き続けることの方が大変なのに、生きる事を選ぶ。ならば精一杯生きる。
それが生まれたことの意義なのだと思います。
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