ママのにおい
「このせっけん、ままのにおい
あいらーびゅー」
アプリコットの香りに反応する子どもたちに、
私も反応。
これが子どもたちの「ママの香り」か…
長女を産んで母になり、授乳し始めた私は思った。
「私、おかあさんの香りがする」
私にとっての「おかあさんの香り」は
ほのかに甘いミルクの香りだった。
授乳中は度々乳腺炎に苦しんだり、長女が一歳の時に、義母の指示で断乳させられたりで、最初の授乳は辛い思い出になってしまったのだけど、次女の時は少しはゆとりがあり、授乳期間を楽しめたのかなと思う。
次女は一歳を待たずに、自然卒乳してしまったのだけど。
そんな理由もあってか、子どもたちにとっての「ママのにおい」はミルクではなくて、アプリコット。
アプリコットは私の好きな香水の香りに似ているから、子どもたちにとっての「ママのにおい」として、記憶に残ることになったみたい。
アプリコットの甘酸っぱくも優しいかおりのように、これからも母親業をがんばっていこう。
そう思えた。
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