ツアコン回想日記②


今日は、南アフリカについて。 

その街の名前はコード化し、内々に語り継がれることになる。 

南アフリカでツアー中に、バスが崖から落下した。 
そのニュースを日本で聞いた母が、慌てて本社に問い合わせた。 

私は別ツアーに添乗していた。 
落ちたバスには同僚と通訳スタッフが乗っていた。 

2人に怪我はなかったけど、お客様数名が怪我、そして心理的トラウマが残った。 

以前のジンバブエと同様、今回も旅行会社は免責。 
旅行会社は手配のみ、バスや飛行機といった運送機関の事故は、基本的に運送機関の責任だから。 

でもお客様は大体手配責任を問うので、ここでも揉めることに。 

しかも長期化。 

クルーズ期間中はもちろん、帰国後も対応することになる。 

しかし、クルーズ中というのは船内という独特なクローズ空間なのも手伝い、一触即発的な雰囲気に。
スタッフは常に緊張を強いられ、その街の名前はお客様に悟られないよう、コードネームで呼ぶことに。 

その街の名は、リーチャーズ・ベイ。 
コード名RBC。

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